塗装中に塗料が白くなる「白化(かぶり)」とは

模型塗装をしていると、塗料を吹き付けた直後に表面が白くモヤがかかったようになることがあります。これが「白化(かぶり)」と呼ばれる現象です。

特にラッカー系塗料で起こりやすく、一度白化すると修正が難しいため、塗装前の湿度チェックが非常に重要です。

白化が起きる仕組み

白化は、塗料の溶剤(シンナー)が蒸発する際に周囲の熱を奪い、塗膜表面の温度が下がることで起きます。この温度低下によって空気中の水分が塗膜上で結露し、塗料に混じり込んでしまうのです。

湿度が高いほど空気中の水分量が多く、白化が起きやすくなります。

塗装に適した湿度の目安

湿度状態対策
30〜50%最適そのまま塗装OK
50〜60%許容範囲リターダー不要
60〜70%要注意リターダー添加を検討
70%以上危険塗装を避ける

梅雨・夏の対策

湿度が高い季節は以下の方法で対策できます。

リターダーを添加する ラッカー用リターダー(遅乾剤)を薄め液に少量混ぜることで、溶剤の蒸発スピードを落とし白化を防ぎます。添加量は5〜10%程度が目安です。

エアコン・除湿機を使う 室内の湿度を下げてから塗装するのが最も確実な方法です。湿度計を用意して50%以下に保ちましょう。

早朝・夜間に塗装する 気温が低い時間帯は相対湿度が下がりやすいため、白化のリスクが減ります。

冬の乾燥時の注意点

逆に湿度が30%を下回ると、静電気が発生しやすくなりホコリが塗装面に付着しやすくなります。加湿器で適度な湿度を保つのがおすすめです。

まとめ

塗装前に必ず湿度を確認する習慣をつけましょう。塗装日和では現在地の湿度を含めたスコアを自動で計算するので、毎日チェックするのに役立てていただけます。